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自分に向き合わせる指導 [学校]

 またまたいじめによる自殺が起こってしまいました。福岡での中学二年生の男子生徒が自殺をしたという件。この事件に関しては、教員として別の意味で考えるものがありました。

 この中学生の自殺には、教員が関わっているとのこと。教員が生徒に対してプレッシャーをかけるような言葉を言ったそうです。今までにも、教員が行ってきた信じられないような言動が、数々報道されてきました。以下にそのいくつかの事件を引用してみます。

 教諭のいじめ関与、全国で
 「葬式ごっこ」や差別発言、暴力、体罰……。教諭が生徒へのいじめに関与した事例はこれまでも全国で起きている。
 86年2月に「このままじゃ『生きジゴク』になっちゃうよ」との遺書を残して自殺した東京都中野区立中野富士見中2年、鹿川裕史君(当時13歳)のケースでは、教諭4人が同級生とともに色紙に追悼の言葉を寄せ書きするなどの「葬式ごっこ」を行っていた。
 91年6月には福岡市の市立中学校でも、尿検査で再検診となった3年生の男子生徒に対し、担任の男性教諭が中心となって同級生に「追悼の言葉」を言わせるなどした。
 また、福岡市の市立小学校の男性教諭が、担任の4年生男児の曽祖父が米国人と知って、男児に「血が汚れている」などの差別発言や体罰などを繰り返し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症させたとして、男児と両親が、教諭と市を相手取って総額約5800万円の損害賠償を求めて提訴。福岡地裁が今年7月、体罰と差別的発言があったと認定し、市に220万円の支払いを命じた。しかし、PTSDは否定したため、男児側が控訴している。
 ほかにも、横浜市の市立中学校で05年、男性教諭が3年生の男子生徒の鼻にチョークを押し込もうとするなどの「いじめ」を繰り返し、頭を柱にぶつけて軽傷を負わせた。02年には東京都武蔵村山市の都立養護学校の高校2年の男子生徒が、授業中に担任の男性教諭からワインを唇に塗られたり、遺影と誤解するような黒縁立ての写真を贈られている。【佐藤敬一】

(毎日新聞) - 10月16日22時20分更新

 これらの教員は、とてもじゃないけど信じられません。そして、今回の教員が生徒に対して言った言葉は、例えば「嘘つき」「偽善者」「豚」などだそうです。三つ目の「豚」は、絶対言ってはいけないのは理解できます。身体的特徴なわけですから、それを馬鹿にするのは絶対に許せない。二つ目の「偽善者」も、なんとなく理解できます。言葉の響きがキツイですから。でも、一つ目の「嘘つき」は、よく理解できないんです。確かに、その言葉を発する状況や雰囲気によっては、かなりキツイ印象になることは間違いありません。しかし、私は時と場合によっては「嘘つき」という言葉は使います。もちろん配慮を要する言葉であることは自覚していますので、常に誰にでも言っているわけではありません。生徒を見極めて私と人間関係ができている生徒、またあまり印象がキツクならないようにその言葉を発する自分の雰囲気、つまり言い方には気を付けます。だって、生徒が嘘をついているということがこちらでわかっているとすれば、それを指導するのは私たちの仕事だからです。嘘をついてごまかすことは、あまり生徒にさせたくありません。悪いことをしたのであれば、「ごめんなさい。」と謝って、次からしないようにすればいいのです。だから私は、「嘘つき!」とは言いませんが、「お前は嘘つきか?」ぐらいのことは言います。自分のいけない部分に向き合わせること、そして自覚させることは非常に大切です。しかし、そんなことをしない教員が多い。非常に多いんです。なぜって・・・それは、うるさいことを言えば生徒に嫌われるからです。

 今日もそんなことがありました。今日ある担任が休暇を取って休んでいたので、副担の私が代わりに教室に入りました。そのクラス、だらしないんです。教員が注意しないから、みんな好き勝手な動きをする。当たり前のことができない。給食中に立ち歩かないとか、挨拶の時にはかばんをおろすとか、椅子を机の上にあげないとか、掃除をちゃんとするとか、そんなことができないんです。その度に私は注意しました。そうすると、生徒は「○○先生(そのクラスの担任)は生徒思いだ!」とか言うんです。違うんだよ!生徒思いじゃないんだよ!生徒のことを本気で思っているのであれば、注意しなきゃいけないんだよ!基本的なことなんて、中学校の時に覚えなくては、その後学ぶ機会なんてありません。そこまで教えてくれる世界ではなくなるからです。

 だから私は言います。耳に痛い言葉であろうが、辛い自分に目を向けさせることであろうが、うるさいと思われようが、私は言います。それらの言葉が言えなくなったら、教員はどうすればいいんでしょうか。生徒のご機嫌を伺いながら、差し障りなく過ごす教員ばかりが生き残ってくるのでしょうか。私は結構辛辣な言葉を発する教員なので、いつか消されるかもしれません。それはそれで仕方ない。(そうはなりたくはないですが・・・。)だって、自分が伝えたいと思うことを伝えないままで教員をしていても、まったく面白くないですから。


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ちくりん

今回の一件、生徒が自殺したから公になっただけの話で、そうでなければどこにでもあるような出来事のような気もします。保身に走る教師と学校、その立場言い分が理解できないわけではないですが、やっぱりどう考えても配慮が足りないし、言い逃れする姿も非常に見苦しく映ります。
by ちくりん (2006-10-17 00:25) 

HWK

教育現場に関わるようになって、その魅力と厳しさを知るようになりました。
やっぱり学校は面白いにこしたことはないです。
個人の尊厳だけは、絶対に守らなければならないと思います。
by HWK (2006-10-17 20:44) 

みらの

ちくりん
 そうです。どこにでもあるんです。少し配慮が足らなかった・・・そして対処が悪かった・・・それだけのことです。こういう姿をさらすことが、教育に対しての信頼を失うことにつながるんだと思っています。

松matsuさん
 nice!ありがとうございます!松matsuさんはどう思われますか?

えんちゃんさん
 面白いからといって、個人を傷つけていいというものではない。それは教員としてではなく、人として当然のことです。学校現場は、王国になりがちですから、そのことを忘れてしまう教員があるのかもしれません。nice!ありがとうございます!
by みらの (2006-10-17 23:42) 

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